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セミナーに”詐欺”のイメージを持たれやすい理由を解説する

セミナー=詐欺 というイメージがある?

「セミナー」という言葉には世間一般的に言ってもあまり良いイメージを持たれない方が多いかと思います。
セミナーというとすぐに「詐欺」という言葉がセットになって浮かんできたり、
セミナー=怪しいものだというイメージを持たれている方は正直多いのではないでしょうか。

では、なぜそういうイメージがついてしまっているのかについて考察します。

セミナーと詐欺は相性が良い

とはいえ、その答えは非常に簡単で、セミナーという言葉に詐欺という言葉がセットで考えがちなのは、まさに詐欺のためにセミナーがよく使われてきたからという現実があります。
悪意を持つ人たちにとってセミナーというのは、この上なく強力なツールだからなんですね。

セミナーというのは、講師と参加者、つまり教える人と教わる人という立ち位置がはっきりしているので、
参加者としてセミナーに行った場合、その場にいる先生の立ち位置という権威性を持った人から数時間の話をされるとついつい買ってしまうというのは、ありがちなことだと思います。

セミナーは正しく使えば強力なツール

マーケティングというのは非常に強力で、セミナーにおける数時間で、参加者の価値観と意識を変えて、売ってる商品が必要だと強力に思わせかせるということが実際にできてしまいます。
実際、詐欺のセミナーにおいても、よっぽど変なことを言っているのかと言うと実はそんなことはなく、
言われてみれば普通に当たり前のことを切り口を変えてわかりやすく何度も伝えているだけです。
だから、当たり前のことを言われて納得するというのは、それこそ当たり前の話なんですよね。

それくらい、裏を返すとセミナーというのは強力なツールですから、
世の中をよりよく変えるための良い商品を持った人がセミナーを用いて正しく提供するということをしていかなければなりません。

セミナーに詐欺のイメージを持つ人の問題

詐欺という言葉を使う人は他責思考

さて、セミナーに詐欺のイメージを持たれやすいもうひとつの重要な理由として、詐欺だと言っている人の信頼性がどうなのかという問題があります。

結論を言ってしまうと、まともな人は詐欺だ!詐欺だ!と騒ぐことって、あまりないんですね。
詐欺だとか騙されたとかいう人は、少なからず他責思考を持っている場合が多いです。

普通に考えて本当に言葉どおり詐欺にあったというのであれば、それに対してしかるべき措置を取ればいいだけの話じゃないですか?
そういったこともせず詐欺だ!と騒いでいるだけの場合、本当の理由はほかの部分にあると考えた方がいいでしょう。

逆恨みやアクセス稼ぎが目的の場合

例えば本当はバックエンド商品を買いたかったんだけれども、お金が足りなくて買えなかったからといった理由だったりします。
あるいは、どこそこのセミナーが詐欺だという情報をひたすら集めて自分のウェブサイトへのアクセスをあげる(そしてサイトの広告収益で稼ぐ)ということが本当の目的だったりするパターンもあります。

サービスに不満を抱いた場合

また、実際にバックエンドを買って講座を受けた上で文句を言っているパターンの場合もありますが、
その場合は講座の主催者やコンテンツ提供者との関係がこじれたことによる個人的な恨みがあって、そういった形で発散しているという場合も見受けられます。

実際にサービスを受けた上で文句を言っているパターンに対しては、少なからず同情を禁じ得ないパターンもある事はあります。
それにしても講座を受けていて何か問題が発生したとして、そのことを講座主催者に相談するなど自分から解決する努力を本当にしたんだろうかというのは非常に疑問を抱くところです。

詐欺に気をつけるべきセミナーのタイプ分け

また、提供される商品バックエンドがどういったタイプのものなのかによっても、詐欺が多いかどうかは変わってきます。

ビジネス系・スキルアップ系

ビジネス講座などのノウハウ系の講座であったり、スキルアップやトレーニングを目的とした講座やコンサルに関しては、教えられる中身に不満があったり、サポートに不満があったりすることで詐欺と言われやすくなります。
ただ、ほとんどの場合、お金を払ったのに一切何も提供されないということはないでしょうから、
その場合の結論としては詐欺ではなくて、費用対効果が合っていなかった、サービス提供者の実力が足りなかったと言った評価が妥当なところでしょう。

投資ノウハウ系

投資系のセミナーに関しても、バックエンドが投資の手法を教える講座であった場合は詐欺の可能性は非常に低くなります。
講座を受けたりコンテンツの中身を実践することで結果が出るかどうかというコンテンツの質の違いというのはあるかもしれませんが、ビジネス講座と同様に、中身が全くないということはほとんどないからです。
例えばFXや株式投資などのトレード手法、つまりスキルを教えるセミナー・講座といったものがこれに該当します。

投資案件系

一方で投資系セミナーの中でも、セミナー主催者自身が扱っている何らかの投資案件を売るために開催される投資系セミナー(不動産・株・暗号資産・現物資産など)というものが世の中に多くあります。
はっきり言ってこちらのタイプは詐欺だと非難される確率が高くなります。

こういうタイプのセミナーでは、ごく稀ではありますが、参加者から出資させたお金を丸ごと持って飛んでしまうといった事件が起きます。
そういったものは普通に詐欺事件として後々ニュースにもなりますし、その主催者は逮捕されて刑事的責任を問われる場合がほとんどです。

投資案件系も基本は自己責任

ここで難しいのは、主催者の提供した投資案件が単純にうまくいかなかった、という場合です。

世の中の投資案件というのは、主催者はその実現のために頑張ったけれども、結局はうまくいかなかったというものがごまんとあります。
こういった場合、お金を出した参加者からすると、詐欺だと言いたくなる気持ちは非常によくわかりますが、主催者側もちゃんとその投資案件の実現のために行動した、頑張ったという実績がある以上、結論としては詐欺ではありません。

こういった場合、あらかじめ参加者は、うまくいかなかったり損したりする可能性があるというリスクを承知の上で、お金を払ってくださいという案内がほとんどの場合されているはずです。
ですから、うまく行こうが行くまいが、人にお金を預けた以上は、すべては自己責任であるというマインドが持てないのであれば、そもそも他人にお金を預ける投資案件には手を出さない方が無難と言えるでしょう。

詐欺セミナー・講座の見抜き方

ついでに、皆さんも誰かから講座やコンテンツを買おうと思うときに、詐欺じゃないのか、騙されたりしないかといったことが不安になることがあると思いますが、その見抜き方に関して私の考えをお伝えしておきます。
(上記の投資案件系のセミナーについてはちょっと違う話になってくるので、あくまでスキルアップやビジネス系の講座の話になります。)

Web検索をしてヒットする場合

そういった不安に駆られたときに、ほとんどの人がまずとる行動が、ネットで検索するということです。
そうするとおそらくどんな講座でも、講座や主催者に対する一定の悪評というのがヒットするのではないかと思います。

ですが、そういった場合はむしろ一定の信頼性があると私は考えます。
なぜなら、一定の悪評がネット上にありつつも、その人なりその会社なりは事業を継続し続けているわけですから、
アンチもいるが少なくとも同じ位かそれ以上にはファンもいるはずだ、という推測ができるからです。

Web検索ではヒットしない場合

では、本当に悪どいところはどういう手法を取るのかということなんですが、
一例としては、講座の名称・会社の名称・会社の所在地などを一定期間ごとにコロコロと変えていくという手法をとることが多いです。

悪評が立って、人々がその名前で検索する頃には既に別の名前で同じ活動を継続している、という形になるので、検索しても悪評がヒットしないわけなんですね。
これは実際にとあるFX講座を売っていたセミナーで行われていたことで、講座自体も実際に開催されていたので詐欺とまでは言えませんでしたが、のちに主催者が逮捕されるに至りました(逮捕容疑は集客の際に違法行為があったということで、やはり詐欺ではありません)。

見え方が良ければ信用できるわけではない

そもそもネット検索する目的として「会社が実際に存在しているのか」とか「信用できる人なのか」とか「実績が知りたい」とか挙げる方がけっこういらっしゃいますが、はっきり言ってそんなものはなんとでも言えますので、あまり意味がありません。
仮にあなたが騙そうと思っている詐欺師の側だった場合、そんなことは普通に想定されることですから、あらかじめ対策を打っておこうと考えるのが当たり前ではないでしょうか?

中身がないものほど形だけ良く見せようとしますし、逆に本当に良いものを提供し結果を出させている人ほどあまりそういうことにはこだわらないことが多いですね。

まとめ

というわけで、主催者名や会社名や講座名を検索欄に入力したときに、候補に詐欺とか怪しいというキーワードが出てくる場合、
むしろそれだけの認知度とアンチを抱えつつも事業を継続できている、という見方が適切なのではないかと考えます。

投資関係でなければほとんどの場合、怪しいとか詐欺とかはあまり心配しなくても良いはずですが、講座の主催者やコンテンツとの相性、また質といった部分は当然ながら千差万別です。

何を買うかよりも誰から買うかの方が重要だと言われる時代ですので、皆さんの参考になれば幸いです。

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