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セミナーは強力なセールス手段
さて、ここまでの記事でお伝えしてきた通り、セールスセミナーというのは、
どんな商品サービスでも非常に強力に売ることができる素晴らしい手段です。
しかし、強力であるがゆえに悪用されることもよくありますし、
あまり商品サービスが良くないのにセミナーでバンバン売ってしまうが故に、
あまりお客さんの問題解決をしてあげられていないということが起こりがちです。
良いものを売らなければ無意味
そこで、セミナーを行う前に本当に意識しておいてほしい価値観は何かというと、
そもそもビジネスとは問題解決であるということです。
ということは、売る商品サービスがそもそも良いものでなくてはならないということです。
そもそもの商品サービスが良いものであれば、無理して売らなくても売れますし、
やたらとテクニックに凝ったりシナリオに凝ったりしなくても売れます。
そういう良い商品サービスをそもそも開発する、もしくは用意しておくべきです。
テクニックに走っても売れない
セミナーで商品サービスの良さを熱く語るだけではダメです。
既存顧客の声や実績を証明するデータをいくら並べても無意味です。
小手先の心理テクニックを使ったところで、お客さんの問題解決ができなければ意味がありません。
何よりテクニックで売りつけようなどと考える時点で、真に目の前の人の問題を解決しようとは思っていないことは明白です。
問題解決できるなら全力で売れ
繰り返しますが、全てのビジネスはお客さんの問題解決です。
あなたが売る商品やサービスは、そもそもどんなお客さんのどんな問題を解決できるのでしょうか?
そのお客さんに、あなた自身はどんな問題解決を提供できるんでしょうか?
ここが腹落ちしていない状態で、どんな商品やサービスをも売るべきではありません。
逆に、自分の商品やサービスが目の前のお客さんの問題を間違いなく解決できるという確信があるのであれば、全力で売ってあげるべきです。
目の前のお客さんには問題があり、それを解決できるわけですから、何もしないことはむしろ悪です。
セールスとは「助ける」こと
セールスとは、助けることです。
これができてはじめて、セミナー講師であるあなたはヒーローになることができます。
セミナーの主人公は参加者ですが、その主人公を救うヒーローがセミナー講師であるあなたというわけです。
テクニックもシナリオも環境セットアップも、あなたが助けたいお客さんを正しく導くための、最後の一押しにすぎません。
セールスとは、お客さんを最後にちょっと後押しする行為にすぎません。
助けられないセールスは迷惑なだけ
それをわからずに、自信もなく義務感だけで、全然響かないセミナーを開催してしまったらどうなるでしょうか?
お客さんの問題を解決できないどころか、変化を求めていて変化が必要なお客さんに何の変化も起こしてあげられない、
ただ時間を無駄に奪うだけの結果に終わってしまいます。
それでは、困っているお客さんを助けるどころか、困っている人にさらに迷惑をかけるという結果になってしまいます。
マインドの違いで成約率は変わる
もっと言うと、ここらへんのマインドの違いという部分が、
2時間から3時間のセミナーを通して、お客さんにしっかりと伝わってしまいますので、
これこそが大きく成約率を分ける要因となってきます。
セミナー講師は、自分という人間をさらけ出す仕事でもありますので、どういったマインドで登壇をするかということが非常に重要です。
セミナーにおける最大の良い準備とは
セミナーにおいて、バックエンドが売れるかどうかは、セミナーが始まる前に決まっています。
それは、
- どのようなセミナーの環境セットアップをするのか
- どのようなセミナーシナリオを準備するのか
- どのようなマインドを持ってセミナーを行うのか
ということももちろん大事ですが、
自信を持ってお客さんを助けることができる、良い商品サービスを用意しておくということが最大の準備だということです。